脱サラ起業して5年で得た物と失った物
5年前の2014年3月31日に退職し独立。
10年間勤めた会社を退職し起業。これから起業をしたい。悩んでいるそんな方の参考になれば嬉しいです。
こんにちは。椎葉です。
この5年間をふりかえってみて得た物と失った物を考察してみます。
先に書いておきますが、ウチの初年度は散々な売り上げでした汗
ですので起業初年度からウハウハな方の経験談では無いことをご理解ください。
失った物
①お金
まずこれですね。開業資金として貯めたお金が一気にもっていかれました。1年間は売り上げ0でも維持できるという計算の貯蓄をしていましたが、みるみる間に減っていきました。
この大きな原因は、起業は人脈が大事。という言葉を鵜呑みにし、間違った人脈作りに無駄なお金と時間を使ってしまいました。
例えば、異業種交流会。全てでは無いでしょうが、僕が参加した異業種交流会の経験でいうと、こう言った会から売り上げがついた事は一度も無い。こういった無駄な人脈作りに毎夜時間とお金を使い無駄に浪費してしまいましたね。
これから開業する方には、ぜひ【人脈】というのはただ挨拶すればいい、名刺交換をたくさんの人とすればいい、という事では無い事を理解していただきたいです。
②信用
会社の看板を背負っているのと訳が違う。というのはよく理解していたつもりです。
覚悟はしていましたが、想像以上に信用を失いました。
会社に所属しているのと、聞いた事の無い個人事業主では格段に信用が違いますね。
ファーストキャッシュを取る事の難しさを実感します。
③共に喜ぶ仲間
これは想像もしていませんでしたが、会社にいる時は相談したり、共に喜んだりする仲間がいます。
独立すると自由に仕事は出来ますが、同時に誰にも喜びを伝える事ができません。
当然、承認欲求を満たされる事も無く、自分自身でモチベーションを維持する強いメンタルが必要になります。
④決まった休み
会社を創るって事は、子供がひとり増えたようなもの。
親業と同じで休みなんて無い。会社というものはシゴトがナイ。シゴトがナイ。とピヨピヨと鳴く雛と同じ。育つまでは親鳥としてはシゴトを取ってくるのに必死。毎日ものすごいプレッシャーで休んでる余裕なんてない。
大きく感じるのは失った物はこの4つくらいかなぁと。
今から起業しようとしている人へのアドバイスは、人の下で働けないから独立。とかやりたい事をしたいから独立。とか言っている人は余程の才能が無いと成功しないと思います。
精神論で何とかなるほど甘く無いし、会社という内部から給料をもらうのと、クライアントという外部からお金をもらう事は全く違う。
ちゃんと世の中の需要を見極めて計画を立てないと、やりたい事をやる!なんて考えでは失敗しますね。僕はその代表例でした。
ですから1〜2年目の売り上げは散々なもんでした。
ちゃんと修正をかければそこからまともに生活できるくらいにはなります。
まずは失うものに対して覚悟することが大事ですね。